記帳する際に勘定科目(#027)が必須なのは言うまでもありませんが、勘定科目だけでは取引の実体がつかめません。摘要欄の内容も大切ですが、勘定科目を内訳で分類する補助科目があると、仕訳も分析も楽になります。

補助科目

補助科目とは、特定の勘定科目の内訳となる科目(内訳科目)をいう。たとえば、普通預金という勘定科目では、○○銀行など具体的な銀行名、売掛金という勘定科目では、得意先名、水道光熱費という勘定科目では、ガス代、水道代、電気代などが補助科目となる。

出典:勘定科目―補助科目 – [経済]簿記勘定科目一覧表(用語集)

【免責】当方は会計/税務/労務/法務等の専門家ではありません。あくまで農家の実践事例紹介として閲覧ください。詳細はお近くの税理士や社会保険労務士、弁護士にご相談ください。

今回の内容 Content

※これは2015年当時、初めて作ったもので、最新バージョンとは一部異なります。



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ねらい Purpose

  • 補助科目を設定して、仕訳をわかりやすく容易にする
  • 補助科目を使うことで、仕訳に一貫性をもたせる

今回の結果 Result

  • 補助科目を設定し、仕訳を高速化し、一貫性をもたせることができた
中の人

補助科目の設定には決まりがないので、はじめは分類や設定に悩みます。それでも、農業経営に必要な費目はそれほど多くないですから、一度決めてしまえば10年くらい楽になります。定着してしまえば、逆に思考力を使わずに記帳できるようになります。

今回の学び Learning

勘定科目ごとの集計だけでは、財務分析できることはあまり多くありません(肥料、農薬、農業資材、地代・・・単位面積あたりの製造原価はあまり変動しないですよね)。補助科目を活用してもう一段細かく分析することで、経営の実態が見えて、PDCAが回せるようになります。

発展 More

品目以外の分類機能も活用する

会計freee(#028)なら、「品目」以外にも、「取引先」「部門」「メモタグ」を設定することができます。これらを駆使して、仕訳のスピードアップと分類分析の高度化を果たしましょう。特に、メモタグは手軽に使えて便利ですから、摘要欄で何度も繰り返し記述していることはどんどんメモタグ化するといいです。

参考 Supplement



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まとめ #129 補助科目表
難易度 ふつう経理や簿記に関する多少の知識が必要です
費用 ノーコスト費用はかかりません

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