#085 注文用紙|阿部梨園の知恵袋
それまでの阿部梨園には、注文用紙はありませんでした。お客様は郵便やFAXでご注文の場合、自由な様式でご注文くださっていたのですが、このままでは困った点がいくつかありました。
注文用紙がない弊害
- そもそも郵送やFAXで注文できることに気づいてもらえない
- 注文に必要な情報が網羅されない
- 電話番号や住所など、不可欠な情報でも抜け落ちやすい
- 配達日や梨の大きさなど、どんなオプションを選べるかわからない
今回の内容 Content
- 注文用紙を用意する
- DM(#190)で商品カタログ(#093)、注文用封筒(#086)と一緒に送付
- カタログやパンフレットのサイズと揃えるために、二つ折りにしています
- 商品にも封入(#196)しています
注文用紙制作例
- 佐川が企画、制作(Adobe Illustrator)
- 印刷:プリントパック
- サイズ:A4二つ折り
- 用紙:上質紙70
- 色:両面モノクロ
- 部数:10,000部
- 印刷費:22,000円程度(@2.2円!)
参考:【2017年版】注文書(PDF: 0.2MB)|阿部梨園
ねらい Purpose
- ご注文の際にお客様が考える負担を軽減する
- 注文情報を過不足なく受け取る
- 統一された様式で注文を管理する
- 注文用紙があることで、おもてなし感を感じていただく
今回の結果 Result
- 注文用紙を利用していただく割合が増えた
NG !それまでの自由書式による、温かいやり取りを損ねてしまったのはマイナスでした。
今回の学び Learning
世間で、個人商店は急激に少なくなり、大手小売店のサービスレベルはどんどん高くなっています。インターネットショップもとても便利です。一方、農産物の直売や贈答市場は縮小し続けています。個人農家が直売で生き残っていくためには、工夫や配慮をお客様に示すことが必要です。
コツ Tips
デザイナーに依頼する
Microsoft WordやExcelで手作りされている方が多いと思いますが、デザイナーさんに頼んでみるといいです。プロの技でレイアウトや密度を調整するだけで、ガラッと変わります。Excelでは限界があります。
「前年と同様」欄
「昨年と同じ」という項目がほしいというリクエストをお客様からいただきました。毎年、同じところへ決まった商品を送られるお客様にとっては、毎回書き直すのは負担ですね。そこまで思い至らなくて反省です。
事務使用欄
こちら側で利用する、事務使用欄を作っておきましょう。受注日、受注者、注文番号や、取り扱いに関して記入する欄などがあると、注文管理が楽になります。
まとめ | #085 注文用紙 |
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難易度 | ふつうぜひ、デザイナーさんと一緒にやってみましょう |
費用 | 中コスト印刷費だけならほとんどかかりません |
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