様々な小さな経営改善を実施してきましたが、諸事情で実現できなかったことは沢山あります。できなかったことのほうが多いです。条件によっては可能なケースもあると思いますので、参考までに紹介させていただきます。

メルカリ出品

農家のメルカリ出品はグレーゾーンで、事業としての出品は本来NGなのですが、個人の出品扱いで黙認されているという状況だと思います。出品してみたい興味がありつつも、他の販路で梨が残らず売れていますから、ここまでのところでは見送っています。

ポスティング

チラシをマンションなどにポスティングをするアイデアも出ました。私はこれ、けっこう有効ではないかと思っています。所得の高そうな集合住宅に決め打ちで投げ込めば効率もいいと思います。スタッフの手が空いてしまったとき、客足が伸びず売上が物足りないとき、配達のついで、など。優先順位の都合で見送り。

メールマガジン、LINE for Business(旧LINE@)

お客様にご案内メールを送れるメールマガジンやLINE for Business(旧LINE@)はダイレクトマーケティングの基本です。郵送の案内や広告よりも低コストで多くの顧客に情報発信できます。メールマガジンのアカウント管理などが難しく、ウェブサイト&SNSの情報発信で概ね事が足りていたので、先延ばしに。。2020年に満を持して導入予定です。

商品のスリーブ(外装)

商品の箱をすっぽり覆えるスリーブを導入して、箱が傷つくのを防いだり、外見のバリエーションを増やしておしゃれにしたりするなどを検討しました。品種ごとに違うスリーブとかにすれば、めっちゃオシャレになると思います。コストと工数の面で見送り。

減農薬栽培

農薬の使用基準を遵守した安全安心の梨を作っていますが、それでも気になる方はいらっしゃると思います。減農薬で生産できれば、それもまた付加価値になります(無農薬の梨は奇跡の域で、まともには望めません)。しかしながら、梨の生育や品質の面で減農薬栽培すら難しいのが現状です。

貸し農園、市民農園

土地は余っていたので、貸し農園や市民農園として貸し出すこともできました。野菜も作っていますので、指導することも可能です。畑を通した地域コミュニティができれば、農園のファン層も広がりそうです。しかしながら優先順位の都合で見送り。


③(#300)に続きます。