阿部梨園の知恵袋

元々は家族とパートさんだけだった阿部梨園だったので、特に役職はありませんでした。正規従業員を登用したり、現場チームを組成するに当たって「肩書き」を設定してみました。

現場でのコミュニケーションは良好ですミーティングで、現場やビジネスの踏み込んだ話もできるようになりました。それに加えて、スタッフの個人的な希望や普段は言えない悩み、思いを汲み取る機会があったらいいなと考えていました。

代表も含めて全員、PCの操作が苦手で、手元を見ないで入力（タイピング）するブラインドタッチができませんでした。できないと、PCを使った仕事に時間がかかりますし、本人もストレスたまるので、敬遠しがちです。業務改善にPCは欠かせなかったので、PCアレルギー緩和に取り組みました。

それまで従業員の荷物は休憩室（=事務所）の椅子の上に置くスタイルでした。荷物を置く場所が足りなかったり、応接スペースを兼ねていたりしたため、来客対応に困ることがありました。

スタッフがもっと農業に関心を持ってくれたらと、事務所（=休憩室）に本を置こうと考えました。農業専門誌は堅めのものが多く、少しハードルが高そうです。

それまでの阿部梨園には各スタッフの日報のようなものはありませんでした（大学ノートにリーダーがまとめてメモする程度はありました）。

それまでは雨の日はパートさんはお休みでしたが、正規雇用を導入して以来、正規スタッフに雨の日にも出勤してもらうことが増えました（出勤日調整の都合上）。特に梅雨の時期。

スタッフに畑でメモを取ってもらいたい場面があります。指示/指導を受けたとき。作業記録や畑で気づいたこと、見つけたことを書き残すとき。おそろいのメモ帳を用意して支給しました。

経営改善に着手した当初、「まずは生産量x単価=売上を・・・」と計算しようとしたところ、生産量がわかりませんでした。

資材は一度にまとめて買うと安くなるものもあります。まとめて製造できたり、まとめて配送すると費用を抑えられる場合があるからです。

阿部梨園は直売が中心で、FAXでのご注文も多くいただきます。それまでは、白紙のコピー用紙に手書きで返信していました。

軒先の直売所には送料の表示がありませんでした。レジで注文を受ける際に、接客担当が送料を調べて、口頭で伝える形式でした。

農家の人はサービス精神旺盛です。食べきれないほどドサッと野菜をもらったこと、ありませんか？お客様も喜んでくださるので、もちろん良いことなのです。しかし、気前良く振る舞うことと、従業員の時給が上がらないことは本当に無関係でしょうか？他のお客様にとっての不公平になっていないでしょうか？

道具や資材の置き場に表示がなかったので、どこに何があるか口頭でやり取りすることが多く、取り違えもよく発生していました。そもそも名前の決められていない道具や資材が多かったので、探してから行動するまでに時間がかかっていました...

それまでの阿部梨園は、レジに残った現金の合計をその日の売上金として計上していました（税務署チェック、対応済）。これはその日の売上総額と、レジ内の現金残高が一致している証明にはなりません。現金過不足があり得るからです。

レジチェック（#080）の際に現金を数えるのに時間がかかっていました。特に、紙幣を手で数えるのは手間です。銀行員くらい札勘が早ければいいのですが。。

阿部梨園の最近のデザイン業務は佐川が担当しています。すべて内製なのはいいのですが、デザインに関してはアマチュアなので、構想には毎回苦労しています。阿部梨園の宣材やウェブサイトをデザインするにあたって、農業や食に関するデザ...

それまではFacebook（FB）ページの運用は代表の阿部が行っていました。PR担当として佐川が加わった段階で、ウェブサイト、FB阿部梨園ページ（公式ページ）、FB阿部個人アカウントの使い分けが必要でした。

梨をご利用いただいているレストランやスムージー店さん、梨を販売してくださっているお取引先の情報がまとまっていませんでした。

年に数度、地元メディアに取り上げていただくことがあったのですが、その時に少し話題になって終わってしまっていました。これはもったいないです。