経営改善に着手した当初、「まずは生産量x単価=売上を・・・」と計算しようとしたところ、そもそも生産量がわかりませんでした/(^o^)\

今回の内容 Content

  • 収穫してきた梨を全て、重量計測する

重量計測例

ローテク至極です。

  • 収穫してきたコンテナを「はかり」に載せる
    • 選果前の段階
  • 表示された重量を読み取り、用紙に記録する
  • 雨の日に用紙のデータをExcelデータとして打ち込む
  • グラフにまとめる。分析する

ねらい Purpose

  • 生産量の時間軸的な分布(曲線)を得る
  • 生産量を計測し、経営指標として活用する

今回の結果 Result

  • 生産量データを入手できた
  • 生産量データを基に、収量の増減について検討できた
中の人

農協や取引先への出荷分は出荷記録が残りますから、死角は直売分です。直売率が高いということは、状況を自分で把握しなければなりません。

生産量の感覚(豊作/不作的な)と、実測データが異なっていることも多かったです。例えば、5-10%程度の違いは現場感覚としてはわかりません。小さな差異でも、販売には大きく効いてくる数字なので、計測してよかったです。

梨は重量作物なので、コンテナの持ち運びは肉体的な負担が大きいです。一工程増やしたことになるので、繁忙期の工数的な負担もあります。

今回の学び Learning

コツ Tips

収穫基準の統一

規格外品を畑で廃棄することもあると思います。梨で言えば、売価がつかないほど極端に小さい実は、選果場に持ち込まずに畑で処分することがあります。その際の廃棄するボーダーラインを現場スタッフ間で統一しましょう。そうしないと、選果場に持ち込まれた規格外品が多かったか少なかったかで、せっかく計測したその日の生産量データが左右されてしまうこともあります。

発展 More

コンテナ数で代替する

様々な理由で計測する余裕のない方は、収穫してきたコンテナの数を記録しましょう。コンテナの内容量がおおむね定まっていれば、十分に近似できます。

ラインで自動化する

理想的には、コンベアで重量を自動計測してくれるような作業ラインにしたいなと思っています。デジタルデータを残してくれる重量計もあります。

等級、規格ごとのデータ取得

また、等級ごと、大きさごとの生産量データを取得できれば、より綿密に販売計画などへ活かすことができます。今はまだそこまでオペレーションに余裕がありません。

解説 Study

計測できないものは制御できない

”You can’t control what you can‘t measure“(=計測できないものは制御できない) はIT業界の格言です。言い換えると、「体重をはからないとダイエットできない」です。経営改善も、闇雲な努力は成果に結びつきません。現在の状態が良いのか悪いのか、何が要因でどう変化しているかを把握した上で、効果的なポイントに集中しましょう。

参考:「品質と生産性を重視したソフトウェア開発プロジェクト技法」(トム・デマルコ、1982)

参考 Supplement

同氏のこの著作もプロジェクト管理、組織開発の名著です。

まとめ #066 生産量計測
難易度 かんたんただ量るだけなら難しいことはありません
費用 中コスト量ったり、記録したりする分の工数が発生します

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