#089 ウェブサイト|阿部梨園の知恵袋
それまでの阿部梨園は、オリジナルのウェブサイトを代表阿部の知人に作ってもらっていました。それを継続して活用しても悪くなかったのですが、手作りのウェブサイトはデザインや機能を変更するのに少し手間がかかります。幸いにも佐川がウェブ制作の技術/経験をもっていたので、管理しやすいウェブサイトに作り直しました。
今回の内容 Content
- ウェブサイトを作る
- https://abe-nashien.com/
- WordPressというシステムを使っています
ウェブ制作の松竹梅
松:格安ウェブサービス
文章と写真を入れるだけでそこそこイイ感じのウェブサイトを作ってくれるサービスが増えました。コードを書いたりデザインしたり、サーバーを借りて設定したりできなくても、直感的に作れて十分機能します。農家が自分で作るなら十分便利です。無料のものも多く、有料でも低価格です。細部までデザインしたり、自由に機能を追加したりすることは不得意です。
例:ペライチ、Strikingly、Jimdo、Wix、Ameba Ownd(最近だとAmeba Owndの活用が増えてますね)
竹:市販テンプレートを使ったWordPressサイト(オススメ)
(建売新築のイメージ)システムにWordPressを導入して、市販のWordPressテンプレートを使うと、デザインは格安でWordPressの機能をすべて使うことができます。一番コスパ良いのでおすすめです。独学でチャレンジするのもありですが、プロに頼んだほうが早いです。「市販テンプレートでいいからWordPressのサイトを作ってください!」って言えば、そこそこ安くしてくれるはずです。逆に、WordPress使えないプロであればスキル不足なので、他の人に頼みましょう。
梅:オリジナルテンプレートを使ったWordPressサイト、または完全オリジナルウェブサイト
(注文住宅のイメージ)システムはWordpress、デザインは完全オリジナルで作ってもらうパターン。もしくは、システムからデザインまで完全にオリジナルのウェブサイトです。制作会社やプロに依頼すると、大抵これになると思います。オリジナルなので、機能やデザインを思うがままに設計できますが、その分費用がかかります。ブランド化を狙って最初から攻める戦略もありますが、無理してオリジナルにこだわらなくてもいいと思います。
選外:完全手作り、またはホームページビルダーなどの古いソフト活用
たしかに10年前くらいまでは自分でHTMLコードを書いてウェブサイトを作る習慣も残っていました。閲覧環境や世の中の技術が進歩した今となっては、見よう見まねで作った手作りのウェブサイトでレイアウトが崩れていたり、動作が不自然だったりしては、お客様にとって不便です。印象を下げてしまうので、早急にリニューアルしましょう。
ねらい Purpose
- お客様に阿部梨園のことを知っていただいて、梨を買ってもらう
- 梨や商品について必要な情報を網羅する
- コミュニケーションコストを下げる
- 取り引きやメディア取材、コラボ企画などを呼び込む
- ウェブサイトを簡単に更新できるようにする
今回の結果 Result
- ウェブサイトを制作した
- ウェブサイトを佐川が管理、更新できるようになった
- お客様が弊園や梨について必要な情報を得られるようになった
- ウェブサイトが認められて、ブランドイメージが生まれた
ウェブサイトをもっているかどうか、どんなデザインや内容であるかは、信用に関わります。SNS全盛の時代とはいえ、名刺代わりのウェブサイトは必要です。消費者向けの直売をしていなくても、卸売などの取り引きの際にも印象を向上させる効果があります。
今回の学び Learning
コツ Tips
情報はなるべく詳しく
農家のウェブサイトやブログでは親近感やカジュアル感が大切と言われています。実際そうなのですが、逆に、しっかりした情報が抜けていればそれは弱点です。阿部梨園ではその点を意識して、丁寧な情報をやや多すぎるくらいで掲載しています。店頭でお客様と接した感触としては、情報が網羅されていることを親切だととらえてくださるお客様は多かったです。
イベント一つとっても、開催情報まで丁寧に載せています。(暇なわけではないありませんw)
参考:【イベント情報】3/6 栃木県主催CFセミナー『阿部梨園のクラウドファンディング24時!』 | 阿部梨園
ブログ/ニュース機能
更新する余裕が見込めるのであれば、ブログのように時系列で記事を追加更新できるウェブサイトにしましょう。置きっぱなしの(静的な)サイトよりも、生きている(動的な)サイトのほうが親近感をもって頻繁にアクセスしてもらえます。
逆に、更新する余裕がなさそうであれば、ブログ/ニュース機能を外しましょう。更新機能があるのに更新されないと、空き家感が出てしまいます。
独自ドメイン
ぜひ、独自ドメインで運用しましょう。年間1,000〜3,000円程度と大して費用もかからないので、超おすすめです。
参考:ドメインとは? / ドメイン / マニュアル – レンタルサーバーならロリポップ!
発展 More
同業者のサイトを研究する
色んな同業者のウェブサイトを見て、いいところを研究しましょう。お隣の農家からも、先進農家からも、真似できることは多いです。
解説 Study
WordPress
WordPress(ワードプレス)とは、乱暴に説明すると、ユーザーがコードを書かなくても管理ができるウェブサイトのシステムのことです。自分で借りたサーバーにデータを設置する必要がありますが、デザインや機能は自由にカスタマイズできます。全世界の3割程度のウェブサイトはWordPressで作られており、大企業や有名なメディアなども、WordPressサイトが多いです。
参考:WordPressとは?初心者でも分かるように仕組みを図解
参考 Supplement
まとめ | #089 ウェブサイト |
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難易度 | むずかしい自分でどこまでやるか次第です |
費用 | 高コスト手作りで安く済ませることもできますし、プロに頼めば10万〜数十万円かかります |
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