同業の生産者さんが多い中で、現在どのような立ち位置で、これからどこの位置を目指すのかという観点は、経営の大きな指標の一つです。佐川は農業も梨生産もまったくの素人で阿部梨園に関わり始めたので、阿部梨園の販売力や技術力が相対的にどの程度のレベルで、今後どのような戦略を立てたらいいかわかりませんでした。

今回の内容 Content

  • 競合分析を行う
    • ポジショニングを確認する
    • 同業者の情報をまとめる

イメージ画像、フェイクです。

ねらい Purpose

  • 相対的なポジションを明らかにして、今後の経営方針を定める

今回の結果 Result

  • 自園の立ち位置、今後の方向性がはっきりした
中の人

外部から農園に加わってみると、こういった周辺の情報が全然わからずに、かなりの暗中模索感があります。農家に嫁/婿入りされた方や、農家の従業員さんには、この気持ちをわかってもらえるのではないかと思います。自分の職場がどんなポジションなのか、業務内容に直結していなかったとしても、みんな知りたいものです。

今回の学び Learning

具体的な戦略を立てるために必要な情報なので、まずは頭の中にある情報や感覚を棚卸ししてみてください。改めて図にしてみると、今後の方向性も見えてきます。

コツ Tips

無理に定量化や客観的事実を求めない

マーケティング手法の一つである競合分析は本来、アンケートや統計などの定量的な情報、客観的な事実を元に組み立てます。ただし、本格的な競合分析は、費用対効果的にもスキル的にも難しいので、まずは主観的な感覚値で十分です。たとえ多少なり主観的であっても、事業主だけが知っている感覚を、スタッフや外部の専門家と同期することが今回の目的です。

発展 More

全国の経営指標と比較する

農林水産省が公開している「新たな農業経営指標」を用いれば、自園の生産性をセルフチェックしつつ、全国平均やトップ生産者との比較することがができます。また、分析結果を元に、経営改善の方策まで明らかにしてくれるので、大変便利でおすすめです。

新たな農業経営指標:農林水産省
http://www.maff.go.jp/j/ninaite/shihyo.html

解説 Study

戦略的ポジショニング

マーケティングの第一人者であるマイケル・ポーターは、ポジショニングこそ経営戦略に最重要だと語っています。「外部環境を分析して適切なポジションを取ることが、事業の持続的競争優位を実現する」という起点から、彼のマーケティング理論は展開されています。

ポジショニング

「ポジショニング」(Positioning)とは、企業がターゲットとする市場セグメントにおいて、独自の位置を占めるために競合製品から自社製品を差別化するために行う考え方である。さらに、企業は環境の変化に応じて常にこの「ポジショニング」(Positioning)を確認することが必要であるとされる。

出典: ポジショニングとは – コトバンク

参考 Supplement

まとめ #197 競合分析
難易度 ふつうむずかしい点はありません
費用 ノーコスト費用はかかりません

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