業務改善/経営改善アイデア(#103)が数あつまると、その中で実施するものを選ぶ必要があります。すべてを実施することはできないですしナンセンスなので、何を選ぶかがとても大切です。

当初は佐川1人が選んで阿部の許可をとった上で実施していたのですが、この意志決定をスタッフと共有したら、さらに民主主義っぽくなるのではないかと思いつきました。

今回の内容 Content

  • 業務改善/経営改善アイデアのリストをスタッフに共有する
  • 出たアイデアをスタッフにも優先順位づけしてもらう

ふるい分けルール(再掲)
  1. 早速とりかかる
  2. 本年中に必ず
  3. 本年中にできれば
  4. 来年以降
  5. いつか余裕があれば
  6. 今後も取り組まない
  7. 今は判断しない
  8. よくわからない

ねらい Purpose

  • アイデアの実施可否にコアスタッフの意見も反映させる
  • 選別の過程で、コアスタッフの着眼点や課題意識をうかがい知る

※スタッフ全員ではなく、主要なスタッフ+阿部+佐川です。

今回の結果 Result

  • スタッフの意見を反映して経営改善できるようになった
  • スタッフごとの優先順位づけの違いを把握できた
  • 一見興味なさそうなスタッフも、楽しそうに選別してくれた(!)

※スタッフミーティングで発表してもらうようになったので、現在は封印しています。

中の人

経営レベルのアイデアはスタッフに共有できないことも多く、データベースを分けるか悩ましいところです。特定のスタッフに関する改善案も共有をはばかられることがあります。

今回の学び Learning

選別中のスタッフの楽しそうにしていた姿がとても印象的です。サンタクロースに何をプレゼントしてもらうかを考えるときの感覚に近いらしいです。時間さえとれれば超オススメです。

「みんなで一緒に決めた!」という事実が、チームや組織の結束を強めてくれます。X人X+1脚のイメージで、一緒に踏み出す感じを大切にしましょう。

コツ Tips

YES/NOではなく、グラデーションを大切に

選択肢に遊び/グラデーションがあると、選びやすくなったり、本音に近い回答になったりします。「いつか余裕があれば」「今は判断しない」「よくわからない」あたりがいい仕事をしてくれます。

ふるい分けルール
  1. 早速とりかかる
  2. 本年中に必ず
  3. 本年中にできれば
  4. 来年以降
  5. いつか余裕があれば
  6. 今後も取り組まない
  7. 今は判断しない
  8. よくわからない

できるだけ採用する

意見だけ求めて反映しないと、選別するモチベーションも自然と下がります。選んだからには(全ては無理でも)いくつかは実践しましょう。

解説 Study

プライオリティ

プライオリティとは優先順位のことです。時間や予算は有限なので、思いつく施策の中でも、効果的なものから順に取り組む必要があります。

プライオリティ

プライオリティー(Priority)とは、英語で優先順位、または、先取権を意味します。ビジネスにおいても、ほぼ、同様の意味で使われています。優先順位と言う意味で使用される場合は、高い、低いで表現されます。

出典:プライオリティーって何? |【エン転職】

参考 Supplement

やらないことを決める、という側面もあります。

まとめ #102 アイデアの選別
難易度 ふつうむずかしい点はありません
費用 ノーコスト選別に要する時間ぶんだけ人件費はかかります

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