それまでの阿部梨園は現金手渡しで給与を支払っていました。給与明細がなかったので、手渡しする際の封筒に金額を手書きしてある以外に、従業員側で給与額の証明をできるものがありませんでした。

今回の内容 Content

  • 給与明細を作る
2015年(1年目)の給与明細

Excelで給与計算から給与明細の出力までやりました。当時は現金手渡しだったので、給与明細の控えも合わせて印刷し、その控えに受領印を従業員からもらって保存していました。

2016年以降(2年目〜)の給与明細

2年目は社会保険の制度導入などもあり、さらに給与計算が煩雑になることが予想されました。そこに佐川の時間を投じるよりも、給与計算ソフトを導入したほうが合理的ということで、人事労務freee(#135)を導入し、そちらで勤怠管理(#136)、給与計算、そして給与明細の出力を行っています。

1年目に給与計算から給与明細の出力まで全てExcelでやってみた話

最初から給与明細ソフトを入れられればよかったのですが、佐川参画初年度は本当に予算がなくそのままでは赤字確定だったので、仕方なしにExcelで手計算をしました。社会保険などもなかったのでそこまで計算が複雑ではなかったのと、人数も多くなかったのとで、なんとかなるかなと考えました。佐川も労務未経験だったので、給与計算の仕組みを勉強できるという期待もあり、手を動かしたおかげで実際にスキルが身につきました。

ただし、Excelでの給与計算は、NG !式やセルの参照が乱れると計算のミスに気づかない&リカバーが大変NG !賃金台帳(#221)源泉徴収票(#039)などの各種帳票まで手作りすると骨が折れる、などの明らかな欠点がありました。勉強のためにはいい経験になりましたが、1年で十分でした^q^

ねらい Purpose

  • 給与明細を発行して従業員の所得を証明する

今回の結果 Result

  • 給与明細を発行するようになった
中の人

1年間、自分で手計算したおかげで、給与計算の仕組みと大変さがよくわかりました。源泉徴収税額表とにらめっこしたのは懐かしい思い出です。。
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今回の学び Learning

私の調査によると、半数以上の農家さんは給与明細を出してなさそうです。給与明細がないというのは、企業での勤務経験やアルバイト経験がある人にとっては不安しかありません。私も当初は衝撃でした。会社員の友人に説明しても下手な笑い話だと思われて、信じてもらえなかったレベルです。業界の常識ではなく、世間の常識に合わせましょう!

発展 More

給与計算実務能力検定を受験する

私のように知識ゼロで実務に入ると後から大変なので、先に軽く勉強しておくといいです。 給与計算実務能力検定なる試験がありますので、テキストだけでもおすすめです。

まとめ #137 給与明細
難易度 ふつう自分でやろうとすると骨が折れるので、便利な給与計算ソフトを使うか、専門家の助けを得ましょう
費用 ノーコスト給与計算ソフトを導入したり、専門家に依頼すると費用がかかります

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