以前の阿部梨園のレジは「レシートを出力する電卓」のようなタイプでした。商品設定や販売計画の判断材料として必要な、商品ごとの販売情報を分析したかったので、新しいレジシステムを導入しました。

従来型レジの弊害

  • 販売データを活用できない
  • 設定を変更しにくい
    • 1つずつ変更しなければならない
  • 商品点数が限られる

今回の内容 Content

  • タブレットレジを導入する
    • iPad上で機能するレジアプリです
    • リクルート社のAirレジを導入しました
  • レジ用のハードウェアを購入する
    • タブレット:Apple iPad Air2
    • レシートプリンタ:スター精密 TSP654ⅡBi-PS
    • キャッシュドロワ:クリエーティブ・マシナリ・インターナショナル CB-72Ⅳ-3/6
    • これらは2015年当時のairレジ用セットです(今も販売していますが)。今ならスター精密のmPOPのほうがいいと思います。

過去の記事:タブレットレジ導入まとめ:阿部梨園の変わるタネ(8) | 阿部梨園

タブレットレジとは

タブレットやスマートフォンにアプリをインストールするだけで、POSレジとして活用できるサービスが登場しています。タブレットやレシートプリンタ、キャッシュドロアを購入すれば、従来型のPOSレジに比べて、高機能なレジを圧倒的に安く導入することが出来ます。

タブレットレジのメリット

  • 低コスト
  • 導入が簡単
  • 高機能
  • 省スペース
  • ポータブル
  • 操作性
  • 定期更新

参考:【POSレジ比較】タブレットPOSレジの機能・価格を徹底調査! – POSシステム | ボクシルマガジン

ねらい Purpose

今回の結果 Result

  • 商品登録点数を増やして細かいデータを取得できるようになった
  • 販売データを集計できるようになった
  • レジ操作のハードルが下がった
    • 誰でも使えるわかりやすい画面
  • 商品の情報をPCから簡単に設定/変更できるようになった
  • レジチェック(#080)も簡単にできるようになった
中の人

日頃からスマートフォンを使っている方にとっては、操作は簡単です。操作のトラブルはほとんどありませんでした。恐れるに足りません。とはいえ、ガラケー世代のご高齢者には難しいかもしれません(すみません)。

今回の学び Learning

一度導入してしまえばもう戻れない便利さです。商品設定の一括変更や販売データの分析など、PCを使って高度なこともできるようになります。

コツ Tips

レジチェック

日々の売上を集計するレジチェック(#080)は必ず毎日行いましょう。現金商売には必須の業務です。

発展 More

クレジットカード/電子マネー決済対応

airレジと同シリーズのairペイというサービスを使えば、安価にクレジットカードまたは電子マネーでの決済(#266)に対応することができます。

解説 Study

軽減税率対策補助金

なんと、消費税が10%と8%に分かれる見込みなので、複数税率に対応したレジシステムの導入を支援する補助金があります。本記事執筆時点では、完了期限は2019年9月30日までとなっています。

Airレジの周辺機器も実質半額以下で購入することが出来ます。むしろ、iPadをお得に購入するウラワザになっています。
周辺機器の購入 | iPad対応 無料レジアプリ -Airレジ

詳しくは中小企業庁のサイトをご確認ください。
軽減税率対策補助金

(弊園は、本補助金が制度化される前にタブレットレジを導入したので、補助はありませんでした。)

参考 Supplement

後ほど、サービス提供元のリクルート社の事例紹介記事に取り上げていただきました。

栃木県宇都宮市 阿部梨園 導入事例 | iPad対応 無料レジアプリ -Airレジ
https://airregi.jp/jp/case/042/

まとめ #076 タブレットレジ:Airレジ
難易度 ふつうスマートフォンを使えれば難しくないと思います
費用 中コストiPad+レシートプリンタ+キャッシュドロア=10万円程度ですが、補助があれば5万円前後で導入可能です

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