#006 販売データ分析：POS分析｜阿部梨園の知恵袋

以前の阿部梨園のレジは「レシートを出力する電卓」のようなタイプだったので、商品設定や販売計画の判断材料として必要な、商品ごとの販売情報がわかりませんでした。

参考：タブレットレジ（#076）

今回の内容 Content

• 販売データを商品ごとに集計する
  1. 店頭レジ（#076）
  • airレジを使っています
  • タブレットレジからデータをダウンロードできます
  1. オンラインショップ（#091）
  • 管理画面からデータをダウンロードできます
  1. 電話、ファックス、郵便、メールなど
  • 下記ウラワザで集計します

店頭レジ、オンラインショップ以外の販売データを集計するウラワザ

電話やファックス、メールなどで直接受注した分のデータ（注文販売分）はどうするの？ということですが、弊園では、、、

1. airレジのアカウントをもう1つ作ります（サブアカウント）
   • 商品設計などはメインアカウントと全く同じにしてください（商品設定もインポート/エクスポートできます）。
2. 注文販売の請求書などを見ながら、サブアカウントでレジに打ち込みます
   • 件数にもよりますが、iPad+airレジであればそれほど負担感はありません
   • 店頭レジアカウントに打ち込むと店頭売上と混ざってしまうので、それを回避した策です
3. サブアカウントの販売データをダウンロードします
   • 店頭レジのデータと同じように扱うことができます

手打ちかよww と思われるでしょうが、これ以上にスムーズな集計方法はありません。もしご存知でしたら教えてください。。

ねらい Purpose

• 販売データを商品ごとに分析して、商品設定や販売計画に生かす

今回の結果 Result

• 販売データを集計できた
  • 商品ごとの売れ行きがわかった
• 売れ行きを分析して、価格設定（#067）や取引条件に反映できた
• 包装資材の仕入れ計画などに役立てることができた

今回の学び Learning

「全部の商品をできるだけたくさん売る！！」以上の戦略を立てるためには数字が必要です。難しく感じられるかもしれませんが、以前ならこのようなことができるPOSレジは数十万円〜でとても高価だったのです。いい時代です。

コツ Tips

因果関係の推測は慎重に

売れ行きの分析は因果関係をよく考えてみてください。原因を取り違えていたりすると、望まない結果に誘導してしまうこともあります。

発展 More

リアルタイム集計

販売シーズン中にリアルタイム集計できるといいです。在庫管理や販売先の割り振りに役立ちます。airレジタブレット内でも、ある程度は集計してくれるので大変便利です。弊園は、店頭レジやウェブショップのようなリアルタイムで追いかけやすいもののみデータを確認しつつ、注文販売分はオフシーズンにまとめて集計しています。

解説 Study

POS

レジなどの販売データを管理するシステムのことをPOS（point-of-sale、ポス）システムといいます。

ポス【POS】［point-of-sale］

販売時点情報管理。スーパーマーケットなどのレジスターで、商品の販売と同時に商品名・数量・金額などをバーコードリーダーなどの自動読み取り方式で収集し、情報を多角的に分析して経営管理活動に役立てるシステム。ポスシステム。

出典：POS(ポス)とは – コトバンク

参考 Supplement

まとめ	#006 販売データ分析：POS分析
難易度	むずかしいExcelのテクニックが必要です
費用	低コスト費用はかかりません