年次目標(#106)よりを長距離走だとすると、中距離走に当たるのは月次目標です。月ごとに変わる目標があれば、新鮮なモチベーションで、さらに高いハードルをクリアできるのではないかと画策しました。

今回の内容 Content

  • 月ごとにチームの目標を設定する
    • 事務所に掲示する
    • 朝礼で定期的にリマインドする
設定した月次目標(一例)
  • 剪定(誘引)作業をXX本終わらせる
  • 幸水の注文をYY件獲得する
  • クレームをZ件以下にする

ねらい Purpose

  • 毎月の目標を設定することで、業務に適度なプレッシャーをかける
  • 目標達成のための、知恵や工夫が生まれる機会を作る

今回の結果 Result

  • NG !目標必達の意識が浸透しなかった
    • NG !阿部さん含め、メンバーが目標管理に慣れていなかった(導入のタイミングが時期尚早だった)
    • NG !達成できなかったら仕方ないという雰囲気から、次月のテンションも上がらないサイクルになってしまった
中の人

うちではあまり機能しませんでしたが、一般的にはかなり有効ですので、紹介してみました。

今回の学び Learning

月次目標は、「何が何でも」達成する意識がないと、中途半端で終わってしまいます。目標に届かなそうな場合には、リソース(予算や人員)を追加投入したり、他の業務を削ったりしてまでこだわる必要があります。このためには、日々の業務に自由度や柔軟性が必要です(当時の弊園には、その自由度が足りませんでした)。

コツ Tips

達成計画を立てる

闇雲に目標だけ設定しても浮足立ってしまうので、必要な予算や人員を計算して事前に確保しておきましょう。準備が大切です。

責任者を立てる

その目標に対して責任を負い、段取りを立て、場合によっては軌道修正する人を選任しましょう。責任者がいないと、お見合いor押し付け合いになって、画餅で終わってしまうことがあります。

インセンティブをつける

目標達成した場合の臨時ボーナス支給や食事会開催など、頑張ったスタッフに還元できる仕組みを導入すると、自然とモチベーションが高まります。

参考 Supplement

これもモチベーション管理の一環です。あの手この手でやる気になってもらいましょう。

まとめ #107 月次目標
難易度 かんたん高すぎず低すぎずのハードルを設定する勘所が必要です
費用 ノーコストインセンティブを用意した場合、その分の費用がかかります

免責事項

・本サイトは閲覧無料のオープンメディアですが、著作権を放棄しているわけではありません。著作権および商標権その他知的財産権は、阿部梨園に帰属します。したがいまして、ユーザーは、本サイトのコンテンツの全部又は一部を、阿部梨園の事前の承諾なしに、転載、複製、出版、放送、公衆送信等その他著作権等を侵害する行為を、自ら行うことはできず、また第三者に行わせることはできません。同様に、無断の商業利用についても禁じます。

・皆様が本サイトを使用/利用したことによる損害や損失について、いかなる責任も負いかねます。また、本サイトに含まれる資料の正確さや個々の目的への適合性を保証するものではありません。あくまで実践事例集としてご活用ください。

・当サイトはリンクフリーです。ただし、予告なくページの追加、変更、改訂、または削除することがありますので、予めご了承ください。