#170 既存商品分析|阿部梨園の知恵袋
阿部梨園は一般的なレギュラー商品に加え、オリジナルのパッケージも複数抱えており、農園にしては商品点数の多い状態でした。ザックリ言って商品x品種x等級だけの商品点数があり、それぞれ出荷時期や箱への詰め方など、細々とした条件が異なります。卸売の場合は、取引先ごとの条件が加わります。問題は、これらの情報が整理されておらず、網羅的に把握できているのは代表阿部の頭の中だけだったということです。
今回の内容 Content
- 既存の商品に関する情報をまとめる
- 商品に関する一般的な情報
- 卸売の際の取引条件
- 既存商品の商品力分析を行う
- 価格/単価
- 売上/販売点数
- 粗利率
- デザイン、消費者イメージ など
例えば、取引条件を加味した手取りの単価を一覧にしたりしています(モザイクばかりで恐縮ですが)。こうすることで、どの販売チャンネルのどの商品が問題児かわかるので、対応策を議論できます。
ねらい Purpose
- 商品の情報を正確に素早く取り出せるようにする
- 商品間のバランスを調整する
今回の結果 Result
- 商品の情報を正確に素早く取り出せるようになった
- 商品間のバランスを調整できた->価格調整(#067)
最初の1年は、商品情報を把握するのにかなり手こずりました。自分のためのノートを作るつもりで情報をまとめました。
今回の学び Learning
網羅的にまとまった情報収集・分析をしようと思うと荷が重くなります。まずは、自分が知っていることをどこかに書き出しておく程度から始めていいと思います。思いついたタイミングや、時間のあるときに、更新していきましょう。
コツ Tips
商品点数や取引数を絞る
商品点数が多すぎると、業務が複雑化してしまったり、商品間や取引間で内部競合が起こってしまったりします。選択肢が多いのは一見いいことですが、差がわからず逆に選びにくく感じられることもあります。不用意に増やしすぎず、必要に応じて廃止なども検討しましょう。
発展 More
マーケティング
マーケティング的な側面から、商品の市場価値を分析してみましょう。さらに多くの洞察を得られます。競合分析(#197)なども含まれます。
マーケティング
顧客ニーズを的確につかんで製品計画を立て、最も有利な販売経路を選ぶとともに、販売促進努力により、需要の増加と新たな市場開発を図る企業の諸活動。
参考 Supplement
まとめ | #170 既存商品分析 |
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難易度 | ふつうまずは散らかった情報をまとめることから着手してください |
費用 | ノーコスト費用はかかりません |
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