阿部梨園の店頭ではそれまで、お支払い方法は現金のみでした。持ち合わせの現金が足りないお客様や、クレジットカード/電子マネーでの支払いをメインにされているお客様からは、クレジットカードや電子マネーでの決済の要望がありました。

今回の内容 Content

固定の月額利用料などはなく、決済手数料が3.24~3.74%かかります。決済端末は有料なものの、無料キャンペーンが頻繁に実施されています。もちろん決済手数料は望ましくない負担ですが、クレジットカードや電子マネーの利用率は年々増えていますので、お客さまのニーズに応えたことによる販売増も期待できます。バーコードリーダーに対応していたり、クラウド会計ソフト=会計freee（#028）に売上データを自動転送してくれたりするなど拡張性も魅力です。

クレジットカードや電子マネーの決済はインターネットを介してセンターと通信する仕組みですが、これまで大きなトラブルはありませんでした。決済の取り消しなどは若干複雑ですが、わかりやすいガイドが付いてきます。

過去の記事：店頭でのクレカ&電子マネー（&Apple Pay）決済が可能になりました | 阿部梨園

ねらい Purpose

  • お客様の決済手段を増やして利便性を図る
  • クレジットカード/電子マネー決済派のお客様のリピートを図る

今回の結果 Result

  • 店頭でクレジットカード/電子マネーを実現し、お客様の多様なニーズに応えることができた
中の人

利用率は1-2割ではないかと思います。高齢のお客様が多いので、あまり利用されないかと想像していたら、そんな事はありませんでした。贈答用の梨は件数が増えると高額になるので、現金を持ち歩くことを不安に思って、カードでの支払いを希望されるお客様もいます。そもそも、贈答用の梨を購入される顧客層は比較的所得が高いので、クレジットカードなどを上手に活用されるお客様が多かったのは驚きでした。ゴールドカードやプラチナカードのお客様も。。！

今回の学び Learning

私たちが導入した2017年夏当時は農家の軒先直売所としては先行した事例だったはずですが、今は国がキャッシュレス化の旗を振り、事業者やサービスも増えました。消費者側にも徐々に浸透しており、（もしかしたらポイント還元目当てで）利用されたことがある方もいらっしゃると思います。時代の流れに合わせて業態を少しずつ変更させていきましょう。

コツ Tips

お客様に周知する

クレジットカードや電子マネーの決済に対応していても、お客様に認知していただけなければ利用してもらえません。農園紹介（#094）やウェブサイト（#089）に積極的に掲載し、利便性をアピールしましょう。

発展 More

QRコード決済

ここ2-3年で急速に浸透したのが非接触型のQRコード決済です。大手の事業者も参入してシェアを競っています。Airペイであれば、PayPayやLINE PayをはじめとするQRコード決済の導入も導入可能です。

ポイントサービス

AirペイであればTポイントやPontaのような大手ポイントサービスにも加入可能です。個別に導入するのに比べて、導入手続きも利用方法も簡単でスムーズです。販売促進やマーケティングの強い味方です。

参考 Supplement

まとめ #266 店頭クレカ決済：Airペイ
難易度 ふつう決済手続きも、慣れれば負担感はありません
費用 低コスト初期費用は無料キャンペーンで回収できます。決済手数料は販売促進費用と考えましょう

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