スタッフの日報(#060)で、誰がどの作業を何時間実施したかは記録が残るようになりました。これを集計すれば、過去の業務効率を分析したり、次の作業計画に生かすことができます。

今回の内容 Content

  • 全ての作業時間を集計する
    • 元の日報が手書きなので、それをエクセルに入力し直しています
    • 時間はかかりますが、雨の日(#061)に手の空いているスタッフが打ち込みます

集計方法について

  • 月ごとのExcelファイルに記録しています。作業者、作業日、作業内容と3パラメータあるので、うち2つを選んで集計シートを作成します。
    1. (↓)作業内容、(→)作業日:作業日ごとに全員でどの作業にどれだけ従事したか
    2. (↓)作業内容、(→)作業者:一ヶ月の合計で各員がどの作業にどれだけ従事したか

ねらい Purpose

  • 人員ごと、作業ごとの所要時間を集計する

今回の結果 Result

  • 作業時間を集計できた
  • 所要時間を分析し、次の作業計画に反映されるようになった
中の人

前年に600時間要していた人工授粉作業が、当年は450時間で終わった!!!!!のような、計測してはじめて分かる事実があります。

今回の学び Learning

時間も家計簿をつけてみるということです。しっかり見直して翌シーズンに生かしましょう。

コツ Tips

同時に複数作業の場合は均等割

複数の作業を同時並行している場合は、あまり深く考えずに均等割すればいいと思います。厳密になりすぎること自体はあまり意味がありません。分類は、業務リスト/作業リスト(#063)に準じましょう。

発展 More

農作業日報アプリ/サービス

便利なものが増えています。特にクラウド系のサービスはどんどん使いやすくなっています。それらはみな米・野菜に特化していて、果樹栽培向けの使えるアプリがないので、弊園はエクセルでちびちびやっています。サイボウズ社のkintoneなどもいいと思います。

例:Agrion(アグリオン)- 新しい農業日誌のかたち –(基本無料)

解説 Study

データベース

大量のデータを同一フォーマットでまとめたものをデータベース(DB)と言います。Excelで作る一覧表もDBの一つといえます。Microsoft Accessなどのデータベースソフトを使うと、エクセルよりも高度な集計、分析をすることが可能です。今回のような作業時間データもそれなりの量なので、本来はDBのほうが適しています。

データベース

集めたデータを、あとから検索しやすいように分類、蓄積したもののことです。通常はデータベース・ソフトを使って作りますが、表計算ソフトで作成した一覧表や住所録、スケジュール帳も一種のデータベースといえます。

出典:データベース(データベース)とは – コトバンク

参考 Supplement

まとめ #063 労働時間集計
難易度 むずかしい集計する際にExcelの技術が必要です
費用 ノーコストかなり時間がかかります、その分の人件費がかかります

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