以前の阿部梨園では、冬のあいだは家族のみで仕事を回していたので、従業員の年末調整は必要ありませんでした(家族分だけしていました)。通年雇用を増やした際に、従業員の年末調整が必要なことを知らず、年末調整していない事例が発生していました。

今回の内容 Content

  • 従業員の分も年末調整する

所得税は毎月の給与や報酬である程度は源泉徴収されていますが、最終的には年間所得額で決まるので、年末に調整が必要です。

大まかな年末調整手続きの流れ
  1. 1年分の給与支給額を集計する
  2. 従業員から、控除の計算に必要な書類を収集する
    • 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書や生命保険の証明書など
  3. 各種控除を計算に反映させて、年間所得額を確定させる
    • 給与所得控除、配偶者控除、障害者控除、寡婦控除、、他
  4. 源泉徴収票を発行し、従業員に渡す
  5. 源泉徴収票や法定調書合計表を税務署へ提出する
  6. 給与支払報告書を各自治体へ提出する

2015年分は、給与計算(#039)よろしく、Excelで手計算しましたが、カオスでしたw インターネットには無料テンプレートもありますが、テンプレートの計算式が正しいかどうかは誰も保証してくれないので、リスクもあります。頻繁な法改正にも対応しきれないぞということで、2016年からは給与計算ソフト/サービス(#135)に任せています。

【免責】当方は会計/税務/労務/法務等の専門家ではありません。あくまで農家の実践事例紹介として閲覧ください。詳細はお近くの税理士や社会保険労務士、弁護士にご相談ください。

ねらい Purpose

  • 源泉徴収&年末調整の義務を果たす

今回の結果 Result

  • 従業員の分も年末調整するようになった
    • 法令遵守できるようになった
    • 従業員にも安心してもらえるようになった
中の人

↑の手続きリストを見ればわかりますが、各種の書類作りになかなか時間がとられます。給与支払報告書なんて、従業員が住んでいる自治体ごとに提出です。。

とはいえルーチン業務なので、数年やればパターンがつかめるようになります。社会保険労務士さんに依頼するのも、もちろんアリです。

今回の学び Learning

税額ゼロになるから申告は不要」とか、「従業員が自分で確定申告すればいい」とか、そういうものではありません。ゼロであることの申告や証明も必要です。雇用主側の義務なので、しっかり取り組みましょう。

コツ Tips

手引きをちゃんと読もう

国税庁から毎年、時期が近づくと「年末調整の手引き」が送られてきます。必要な手続きや書類の記入例まで詳しく書いてありますので、まずはしっかり読んでみてください。

書類収集は早めに動く

従業員から各種書類を集めるのに時間がかかります。早めに声をかけておきましょう。

解説 Study

年末調整

毎月の給与やボーナスから徴収される源泉所得税の1年間の合計額と、年収に対する年税額の不一致を清算する手続き。年末調整は雇用主が行い、給与所得者だけに適用される。年末調整を受けた人は、確定申告や追加税額の納付手続きが不要になる。

出典:年末調整(ねんまつちょうせい)とは – コトバンク

参考 Supplement

年末調整とは?概要・目的・手順を解説 | クラウド会計ソフト freee
https://www.freee.co.jp/kb/kb-payroll/what-yearend-adjustment-is/

まとめ #140 年末調整
難易度 むずかしい自分でやろうと思うと難しいですし、時間も奪われます
費用 ノーコスト自分でやれば費用はかかりません。ソフトやサービスを導入すれば利用料がかかります

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