サービスルール(#077)を定めて、サービス増量やプレゼントはコントロールできるようになりました。次に必要なのは、サービスで提供した量の把握と、そのうち家事消費(#130)に相当する分をきちんと税務申告することです。

今回の内容 Content

  • サービスで提供した記録を残す
    • 誰に
    • いつ
    • どの商品を
    • 何の目的で 提供したか

ねらい Purpose

  • 生産された梨の配分を把握する
  • 実態に沿った家事消費計上を行う

今回の結果 Result

  • サービスで提供した記録が残るようになった
  • サービスに供した梨の量を把握できるようになった
  • 家事消費計上できるようになった
中の人

生産量の一部がサービス提供として流亡(ロス)しているとも言えます。生産量を管理するのであれば、このサービス提供分も計算に含めてください。

今回の学び Learning

記録を残すようになると、事業への貢献度が低い、思いつきのサービス提供が少なくなります。これも作業記録と一緒で、レコーディングダイエット的な高価があります。

コツ Tips

規格外品のサービスは計上しない

生産量管理を目的とするのであれば、まずは規格内品のフロー(どこにどう動いたか)を掌握しましょう。つまり、規格外品は生産量に含めないということです。規格外品も含めてきちんと計算しようとすると、畑で落果した分なども本来は計算に入ることになるので、工数的な限界があります。

そうすると規格外品(=経済価値ゼロ)をサービス品として使うことが、生産量管理的にも、会計的にも合理的になります。実際に弊園も大半のケースでは規格外品の提供にとどめています。

参考 Supplement

サービス増量に頼らなくても、お客さまに選んでいただくためにできる工夫は他にも数多くあります。消費者行動学の観点からアプローチを見直してみるのはいかがでしょうか。ベストセラーです。

まとめ #183 サービス記録
難易度 かんたんむずかしい点はありません
費用 ノーコスト費用はかかりません

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